知ってる人は知っている
私の山名酒造さん愛。
岡さんのお店に出会って早々、
まだ自然酒の味を覚えたての頃、
初めて衝撃を受けた酒が、
2年前に呑んだ、山名さんの「千歳ルネサンス・山田錦」
あれから、たくさんの酒をいただいてきたけど、
やっぱりあの衝撃が忘れられない。
こんな酒を醸せる蔵に
いつか行ってみたいとずっと夢見てた。
(岡さんにアピり続けていた。笑)
この度、念願かなって、
ついに山名酒造さんに行ってきました!
しかもこの日は、山名さんの300年の歴史の中で
初の蔵開きイベントの日。
お忙しい日にも関わらず、
なんと十二代目蔵元の洋一郎さんに
蔵の中をご案内していただき、
酒造りに対する想いを
直接伺うことができました。
![](https://nagisakurokawa.com/wp-content/uploads/2023/04/DSC08497-1024x683.jpg)
中でも、感動したのは
「生酛(きもと)と速醸(そくじょう)」のお話。
どちらも日本酒の製法を表す言葉です。
速醸は、乳酸菌を添加することで、速く発酵を促し、
きれいに味が安定した酒を、
たくさん速く造れるのだそう。
対して生酛とは、何も添加することなく、
蔵に住みついている菌の力だけで発酵させる製法で、
昔ながらの自然なお酒の作り方です。
生酛のお酒が仕上がるには、
速醸の4倍の時間がかかるそうで、
味も均一にすることは難しく、
蔵の個性が出まくるそう。
山名さんでは、どちらの造りもされています。
どちらにも良いところがあって、
結局どちらもおいしくて、
それぞれ違う役割を担っているんだなと感じました。
![](https://nagisakurokawa.com/wp-content/uploads/2023/04/DSC08556-1024x683.jpg)
この話を聞いていると、
最近の私は、随分と速醸やなと。
とにかく速く、安定したクオリティーで、
たくさん仕事をこなそうとしすぎていた気がして
自分を顧みていました。
できれば、私の持って生まれた感覚のまま、
生酛のように生きていきたい。
たとえ、4倍の時間がかかって、
仕上がりに個性が出まくったとしても。
酒造りと生きることは、
やっぱり何か通じるものがある、
そう感じた貴重な蔵見学でした。
最後に見せていただいた仕込み中の木桶。
ふつふつと菌が呼吸している様子が、
生きてる!という感じで、最高に美しかった。
山名さんの菌のパワーを
存分にいただいた気がします。
![](https://nagisakurokawa.com/wp-content/uploads/2023/04/DSC08558-1024x683.jpg)
気持ちを整理しながら
文章をつづっていたのですが、
どうやったって、語りつくせない。
なぜ私がこんなに山名さんが好きなのかを。
好きにならずにいられないエピソードが、
まだまだあるのです。
ということで、山名さんの酒を呑む会を
勝手に開催します!
5/3(水祝)14:00-18:00
場所は、spaceわに
(私の働いている神戸元町のヨガスタジオです)
詳細はこちら
https://nagisakurokawa.com/yamana2305/
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山名酒造のみなさん、岡さん、ありがとうございました!